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教授挨拶

教授挨拶

久部 高司教授

 令和6年4月1日より消化器内科教授(消化器内科診療部長・内視鏡部診療部長・炎症性腸疾患センター診療部長)に就任しました久部高司(ひさべたかし)と申します。私は長崎県長崎市の出身で、平成6年に福岡大学医学部を卒業いたしました。
卒業後は福岡大学筑紫病院消化器内科に入局し、これまで消化器内科の八尾恒良教授、松井敏幸教授、植木敏晴教授そして内視鏡部の八尾建史教授のもと診療•研究・教育に努めてまいりました。

 私の専門領域は大腸疾患ならびに炎症性腸疾患で、主に画像診断と内視鏡治療に注力しております。また平成31年4月より炎症性腸疾患センター診療部長に就任しておりますが、クローン病や潰瘍性大腸炎など炎症性腸疾患の診療については集学的な診療体制が必要であり、IBDチーム医療ワーキングを通して職種や診療科の垣根を越えたチーム医療の実践に努めております。
また、消化器疾患の診療は、日々の診療において他科との協力は欠かせませんが、特に消化器内科診療において要となる外科と病理部とは緊密に連携し診療にあたっております。

 現在私たちの消化器内科は、消化管研究室と肝胆膵研究室の2つの研究室で構成され全ての消化器疾患をカバーし、チーム医療の実践に努めております。外来診療は月曜日から金曜日まで行っており、緊急の内視鏡検査や治療にも対応しています。
消化器内科領域では、大腸癌や炎症性腸疾患、膵癌、胆管結石症は増加の一途を辿っておりますが、こうした症例を含め地域の先生方から多くの患者さんをご紹介いただいております。
地域医療支援病院として更なる診療体制の整備を行い、地域の先生方との連携を深めてまいりたいと考えております。今後とも地域の先生方のお役にたてるよう、地域医療に貢献してまいります。

また、私たちの医局は臨床第一の理念のもと、患者さん中心の診療をおこなってまいりましたが、大学病院として臨床を中心とした学術研究を遂行し医療の発展にさらに寄与するために、今後も一例一例を大切にしてまいります。
さらに当院の理念である、患者さん本位の「あたたかい医療」の実践に努め、患者さんとご家族に心から安心していただける医療を提供することはもちろんのこと、大学病院として質の高い先進的で高度な医療も提供してまいりますが、新しい治療を優先的に用いるのではなく、症例に応じた最適の治療を選択し、より有効でかつ安全性を重視した診療を行ってまいります。



最後に、福岡大学筑紫病院消化器内科は、これまでもこれからも今後を担っていく良き臨床医の育成に努めてまいります。私自身この医局に30年在籍していますが、ここは常に活気に満ちています。多くの頼れる仲間がいます。これからさらに魅力ある医局にしていくためにも若い先生の力が重要です。ぜひ私たちの仲間になって消化器を極めましょう!
当科では、非常勤や時短勤務など多様で柔軟な勤務体制も選択できますので、ぜひ相談してください。 今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。